ネスレ日本事件

判例

ネスレ。ネスカフェやキットカットの企業で、最近では高岡さんという有名なマーケターが登場したことでも有名です。この方の書籍を読んだことがありますが、とても面白いので気になった方はぜひ。

そんなネスレ日本で起きた事件、「ネスレ日本事件」も社労士試験の定番判例です。
ストーリーを3行で書くと、

暴行事件を起こしました。
事件から7年経過後に論旨退職(懲戒解雇)処分をしました。
解雇は無効か?

これで今北産業もスッキリ。で、さっそく結論を言ってしまうと、この事件は労働者の勝訴!つまり解雇は無効ということです。

「事件から7年経ってから解雇」とだけ聞くと「そりゃそうだ」としか思えませんが、「刑事事件として不起訴になるまで約6年かかった」という情報を知ってしまうと逆に混乱しそうになるので注意です。暴行に至った経緯など詳細が知りたい方は下記からどうぞ。

裁判例結果詳細 | 裁判所 - Courts in Japan

暴行の理由やその後の経過など色々書かれていますが、受験生的には「解雇は無効」という結論と、以下のキーワードだけ押さえればいいと思います。

企業秩序維持の観点から
客観的に合理的な理由を欠く
社会通念上相当なものとは是認できない
権利の濫用として無効

この判例を五七五七七でまとめます。

企業秩序 権利の濫用 無効です 社会通念上 相当でない

若干の字余りですが、これでネスレ日本事件は完璧!

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